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妊娠・出産に与える影響

子宮筋腫がある場合、妊娠や出産は正常にできるのでしょうか。
特に若い女性の子宮筋腫が増えた昨今では、この悩みは急速に深まっているといえるでしょう。
しかし実際には、子宮筋腫が原因で妊娠や出産ができなくなるケースは、それほど多くありません
子宮筋腫があっても問題なく妊娠し、子どもを産んでいる女性は多くいます。
その理由としては、妊娠・出産に支障が出る子宮筋腫は、発生率の低い場所に発生している筋腫か、よほど症状が悪化している筋腫に限られるからです。

妊娠・出産に悪影響を与える筋腫とは

妊娠は子宮内膜に受精卵が着床することで成立し、出産時は胎児が子宮の下部から膣を通って出てきます。
つまり、子宮内膜や産道の環境を悪くする筋腫は、妊娠や出産に悪影響を与えやすいと言えます。
具体的には次のような筋腫です。

子宮内膜を変形させる筋腫

一言でいえば粘膜下筋腫です。
粘膜下筋腫は、子宮内膜の表面から発生して大きくなっていくため、子宮内膜が変形して受精卵が着床できなくなることがあります。
粘膜下筋腫の発生頻度は、子宮筋腫の中でも1割程度と低めですが、この筋腫ができてしまっている場合は、不妊になる可能性が高いといえます。

産道に発生した筋腫

頸部筋腫など、子宮の入り口付近などにできた筋腫は、出産時に胎児の通り道を妨害するため、妊娠には影響はありませんが、自然分娩ができなくなることがあります。
この場合は帝王切開によって胎児を取り出すことになります。

感染・炎症を起こしている筋腫

これも起こる可能性は低いことですが、子宮筋腫が感染や炎症を起こすと、子宮収縮を起こし、流産や早産になりやすくなります。
妊娠中に筋腫が原因と思われる強い痛みを感じた場合、感染・炎症の可能性を考えて、直ちに医師の診察を受けるようにしましょう。