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経過観察
子宮筋腫があっても、特に症状がなければ経過観察という選択が一般的です。
そもそも命にかかわる病気ではないので、生活に支障が出ない程度の症状ならば経過観察でも問題ありません。
多くの女性は子宮筋腫があっても症状がないために気づかず、筋腫があるままで何事もなく一生を過ごすものです。
ただ、筋腫があると分かっている以上、次のような準備や対策をしておくことが大切です。
定期検診を受ける
現在は症状がなくても、今後、筋腫がどのように成長するか分かりません。
小さい筋腫でも時間とともに大きくなり、強い痛みが出ることも十分あり得ます。
また、他の箇所から新たな筋腫が発生するかもしれません。
経過観察という言葉のとおり、定期的に子宮筋腫の様子をチェックすることが大切です。
筋腫が大きくなるようならば3ヶ月、大きくならないようならば6ヶ月~1年に1回は定期検診を受けるようにします。
検診のほかにも、たとえば月経のたびに出血の量や様子を記録しておくなど、治療に役立つデータや情報を集めておくとよいでしょう。
症状が出た場合の対処法を用意しておく
子宮筋腫の症状で詳しく述べていますが、子宮筋腫は進行するとさまざまな症状が出るようになります。
症状は急変する場合もありますので、経過観察の場合は、いつ症状が起こっても適切な対応ができるように準備しておきましょう。
- 月経痛
- 過多月経が起こると月経時に強い月経痛を伴うことがあります。
痛みがひどい場合は、鎮痛剤で対処します。 - 貧血
- 過多月経で多量の血液を失うと、多くの場合、貧血が起こります。
動悸や息切れのほか、めまいや立ちくらみ、失神などの危険な症状が出やすいので、すぐに壁や椅子などに寄りかかって身を守ります。
一般的な体調不良の貧血は、鉄分を多く摂る食生活で改善できますが、過多月経による貧血はそういったレベルではないため、鉄剤などによる治療が必要になります。 - 下腹部の痛み
- 筋腫が大きくなったことによる圧迫か、または感染症を起こすと下腹部に痛みを感じるようになります。
いずれにしても症状が悪化している可能性が高いので、まずは医師の診察を受けて原因を突き止め、適切な治療が望まれます。 - 壊死による激痛
- 茎のある漿膜下筋腫がねじれたりすると壊死が起こり、激痛が起こります。
滅多にないことですが、この場合は放置すると非常に危険なため、緊急手術が必要になります。