月経異常
子宮内部を侵す筋層内筋腫や粘膜下筋腫の場合、月経時の血液が増えて異常な月経を起こすことが多くなります。
大量の出血や強い痛みを伴うため、分かりやすい自覚症状ですが、徐々に症状が重くなっていくような場合は、なかなか気づかないこともあります。
最近になって子宮筋腫が気になり出したという場合は、月経時の血液の様子を毎回チェックしておくとよいでしょう。
過多月経
子宮筋腫の症状の代表的なもので、月経時の出血量が多くなる症状です。
子宮内膜、またはその近くに筋腫ができていると、月経時に剥がれ落ちる内膜の面積が膨張するためか、この症状が強くなります。
ただ、出血量が増えたかどうかは微妙な場合が多くて、判断できないこともあるでしょう。
今までの月経の様子と比較して、次のようなことが起こっていないかチェックしてみて下さい。
- 出血量が明らかに増えている
- 月経が1週間以上続く。または、以前より月経期間が長くなった
- 月経血が大きなレバー状になっている (小さな固まり程度なら問題ないことが多い)
月経血がレバー状になるのは、血の量が多いために酵素で溶かしきれず、固形化してしまうことが原因です。
筋腫ができていない人でもレバー状になることがありますので、以前と比べて明らかに固形物の量が増えた場合に筋腫を疑って下さい。
なお、過多月経によって血液が失われると、貧血を起こしやすくなります。
これについては、体調不良・体の痛みで説明します。
大出血
筋腫が子宮の入り口を塞いでいる場合、子宮内に月経血が溜まってしまい、あるとき血液が一気に出てくる症状です。
その出血量の多さに驚いて深刻な病気を疑ってしまいがちですが、極めて物理的な症状です。
むしろ、溜めてはいけない不要物が排出されたことなので、安心するくらいのほうがよいでしょう。
ただ、それだけ筋腫が大きくなっている可能性がありますので、早めに診察を受けるようにして下さい。
月経痛
月経時に強い痛みを伴うことも子宮筋腫に多い症状です。
ひどいときは、起き上がることもできないくらい痛むこともあります。
ただ、子宮筋腫以外にも強い月経痛を起こす病気はあるため、それだけで判断することはできませんが、我慢できないくらいの痛みがあるようならば、すぐに診察を受けるべきです。