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圧迫による機能障害

筋腫が大きくなると、子宮周辺の器官や臓器を圧迫することにより、さまざまな機能障害や痛みが二次的に出てくることがあります。
押しどころによっては、深刻な病気を引き起こすこともあります。
圧迫は特に、子宮の外側に出来る漿膜下筋腫でよく起こる症状です。
これらの症状は子宮以外のところで起こるため、子宮筋腫が原因であることが分かりにくいのが難点です。
筋腫に直結した症状がなくても、下腹部に何らかの機能障害が表れた場合は注意が必要です。

頻尿・尿閉・排尿痛

膀胱や尿管を圧迫することで起こる症状です。
膀胱は子宮の下方・前側にありますので、子宮下部や子宮頸部の筋腫が大きくなると、排尿にかかわる器官が圧迫されやすくなります。
膀胱を圧迫すると、溜めておける尿の量が少なくなり、頻繁にトイレに行きたくなる頻尿という症状が出ます。
さらに、尿管を圧迫すると尿が出にくくなり、排尿時に痛みを伴うことがあります。
また、非常に恐ろしいのが、尿閉といって尿がまったく出なくなることです。
こうなると、腎不全や腎盂腎炎といった重大な腎臓病を引き起こし、生命にかかわることがあるので、子宮筋腫がある程度大きくなっていると分かっている場合は、排尿の調子にも気を配るようにしましょう。

便秘・排便時の痛み

子宮の前が膀胱ならば後ろは直腸です。
直腸は肛門に直結する器官ですから、子宮筋腫が直腸を圧迫すると便が出にくくなるため、便秘になりやすくなります。
また、排便時に痛みを伴うこともあります。
ただ、便秘の原因は多種あるため、子宮筋腫が原因であっても気づかないことがほとんどです。

腰痛・下半身のしびれ・むくみ

子宮筋腫が神経や血管を圧迫すると腰痛・しびれ・むくみなどの症状が出やすくなります。
しびれは血流停滞による神経障害、むくみは血液循環が悪化して水分がたまることによって起こります。
腰痛の原因は多種ありますが、この場合は腰部の神経が圧迫されることによって起こると考えられます。
これらもやはり、子宮筋腫が原因であるとは気づきにくい症状です。